Oasisnoki

発達障がい子育て支援ブログ-オアシスの木

特徴と理解

自閉症・アスペルガー症候群・広汎性発達障害の特性がわかる絶対に抑えておきたいこと。

自閉症・アスペルガー症候群・広汎性発達障害の特性がわかる絶対に抑えておきたいこと。

上の写真を見てください。

写真には、ティーカップとペン、便箋、ケーキと果物などが写っていますね。

きっとみなさんは、一瞬で何が写真に写っているか認識できたと思います。

それでは次に下の写真を見てください。

image162
いかかですか?同じ写真ですが、ペンだけが浮き出て見えませんか?

自閉症やアスペルガー症候群、広汎性発達障害の自閉症スペクトラムの人は、私たちのように全体を広く見ることが難しく、このように一点だけに狭く強く注意が向いてしまうため、ペン以外のものは見えなくなってしまうのです。

私たちが人ごみの中で友人を探し出したとき、その探した瞬間は、友人だけに強く注目して周りの人は正確に認識できませんよね。

自閉症の人は、それよりも、もっともっと強く狭く注目し、それがずーっと続いている状態だと思ってもいいでしょう。

狭く強く向かう注意の特性とは?

自閉症スペクトラムの人は、上の写真の例のように一点に狭く強く注意が向きます。そのため全体を捉えることが難しいので、次のような様々な特性がみられます。

特性1頭の中には1つのことしか浮かばない
自閉症スペクトラムの人は複数のことを同時に頭の中に映し出したり、考えたりすることが苦手です。

パソコンをイメージしてください。ウィンドウズは、複数のページをモニターに映し出すことができますよね。自閉症スペクトラムの人はウィンドウズのように複数のページを開くと、1つのページ以外は頭の中に残らず強制終了するのです(パソコン上は終了していないが、彼らの頭の中からは消える)。

このように複数のことを頭に浮かべることができないので、何かしているときに別のことを頼むと、最初にしていたことに戻れなくなってしまうのです。

自閉症スペクトラムの人は、情報は1つずつしか処理できないと考えて対応してもらった方が、彼らにとっては助かるのです。

特性2詳細に鮮明に記憶する
自閉症スペクトラムの人は、一点に狭く強く注目するため、詳細に鮮明に記憶することができます。なので子どもたちに絵を描いてもらうと、細かいところまでこだわって詳細に描くことができるんです。

特性3プランを立てて実行できない
狭く強く注意が向いてしまうため(全体を認識できないため)、最初にこれをやって、次にこれをして、最後にこれで終わりなど、自分の頭の中で思い浮かべてプランを立てることができません。
先の見通しを立てることが難しく、プランを立てることができないので、当然実行もできないことになります。

特性4想像力に問題が生じる
狭く強く注意が向くと、複数のことや、全体に注目して捉えることができないため、想像力に問題が出てきます。
相手の気持ちや意図が読めない、場の空気が読めないのは、自分が考えたことだけしか頭の中に浮かばないからなんですね。
私たちが相手の気持ちや場の空気を読めているのは、広く注意を向けることができることが理由の1つともいえるでしょう。

特性5相手と同じことに注目できない
自分が注目したことに強く意識がいき、他のことが頭に入る余地がなくなるので、相手と一緒に同じものに注目することが難しくなります。
自閉症の子どもが他の子どもと遊んでいるところを観察するとわかるのですが、かみ合っていないことが多いんですね。

具体的な指示がないとみんなと一緒に作業ができない、グループで話し合いができない、話をしてもなかなか会話がかみ合わないのも、狭く強く向く注目の特性が原因なのです。

特性6強いこだわりと興味の偏り
狭く強く注意が向いてしまうと、全体を広く認識することができないために、自分の好きなことや興味のあること、見たことなどに強いこだわりを持ちます。

強いこだわりは、世界を広く認識できない自閉症スペクトラムの人たちにとって、生きるための心の拠り所でもあり、目印でもあるのです。

特性7不安になりやすい
全体を広く認識できない脳の特性は、自閉症児に強い不安を抱かせます。先の見通しを立ててあげないと不安でいっぱいになります。

いつもの所にいつもの物がないと不安になります。急な予定変更は不安でたまりません。環境や保育者や先生など関わる人が変わると不安になります。

だから療育や支援の必要性を専門家は訴えているんですね。

自閉症の脳の特性がわかれば、自閉症児が常に不安にさらされていることや、言動の意味を理解してもらえるのではないでしょうか。

最後に

自閉症スペクトラムの人たちは、保育園・幼稚園や学校・職場など、あらゆる場面で彼らが不安を抱え、なぜできないのか、なぜ空気が読めないのかを、周囲の人に理解してもらえないことが多いと思います。

自閉症の脳の特性がわかれば、“本人の努力不足”、“がんばればできる”、“天然”、“性格の問題”、“親のしつけの問題”などと、簡単には言うことはできないでしょう。

みなさんも自分の中で想像してみてください。

もし今全体を広く認識することができず、狭く強く注意が向いてしまうようになってしまったとしたら・・・

きっと周りの状況がわからなくなり、不安になるでしょう。

周りの人が何を考えているか具体的に説明してくれないとわからなくなるでしょう。

みんと同じことができなくなるでしょう。

空気が読めないと周囲の人に言われるでしょう。

忘れ物が多くなるでしょう。etc・・・

私たちは彼らの生きづらさに気づき、共感し、その子、その人にあった支援をしてあげることが、最も大切なことではないでしょうか。

発達障がい何でも電話相談開催中!

発達障がい何でも電話相談開催中!
発達障がいのこと。気になるの子の子育てや支援のことで、悩んだり、困ったり、迷ったりしていませんか。

「発達障がい何でも電話相談」は、子育てや支援の悩み、保護者と園や学校の関係に関する悩み、登園・登校拒否やかんしゃく・パニック・気になる言動や子どもの特性に関することはもちろん、
場面緘黙・HSC(敏感な子)・不安障害・うつ・愛着障害・反抗挑戦性障害・行為障害・ご自身の離婚や家族・夫婦関係の悩みに関すること、自分の性格の悩みや仕事・人間関係のこと、その他心の悩みなど、どんな悩みでも心に寄り添い一緒に考えさせていただきます。
話すことが苦手な方も安心して気軽に話せるよう、やさしく丁寧に悩みをお聴きしますので、
身近に相談相手がいないとき、誰かに話を聴いてほしいとき、どうしたらいいか迷った時、一緒に考えてほしいときは、ぜひお気軽にご利用ください。

News

More