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保育園・幼稚園・小学校での支援と方法

発達障がいの子どもが、気持ちの切り替え・活動の切り替えができない3つの理由とは?

発達障がいの子どもが、気持ちの切り替え・活動の切り替えができない3つの理由とは?

発達障がいの子どもの中には、外遊びをして終わりの時間がきたときに、先生が「はい、もう終わりです。みんなお部屋に入りましょう」などと、お部屋へ戻ることをうながしても、外遊びをやめない子がいます。

お友だちがみんなお部屋に入っても、一人だけ「え~、いやだ~」「もっと遊びたい」「お部屋に入りたくないよ~」などと、駄々をこねる場合もありますよね。

なぜ気持ちや活動の切り替えができないのか?

発達障がいの子どもは、何かに夢中になっている時に急に「終わり」と言われても、すぐに次の活動に切り替えることができない子が多いものです。
発達障がいの子がすぐに気持ちや活動を切り替えられない主な理由には3つあります。

  • 頭の中には1つのことしか浮かばず、その浮かんだこと・集中していることに対して、私たちには想像できないほど集中しているので、すぐに思考を切り替えることができない。
  • 先の見通しが立てられないので、次の活動がどんな内容なのか、どのようなことをするのかわからず、不安で切り替えることができない。
  • 親や先生が提示した次の活動が、子どもの苦手なこと、嫌いなことなので、やりたくないために切り替えられない。
自閉症特有の思考のイメージが難しい方は、こちらの記事をお読みください。

気持ちの切り替え・活動の切り替えが苦手な子への支援

発達障がいの子が、気持ちや活動をすぐに切り替えられないのは、脳の機能特性によることが要因です。わがままや甘えととらえずに、次のことに注意し、工夫をしながら支援しましょう。

Check事前に告知をする
気持ちの切り替え、活動の切り替えが難しい子には、事前に終わりの時間を知らせることが絶対に必要です。具体的には次のようなことをポイントに伝えるようにしましょう。

  • 活動に入る前に、いつ最初の活動が終わり、終わった後の次の活動は何をするのかを、子どもがわかりやすいように具体的に伝える(できれば1日のスケージュールを書いて貼っておく)。
  • 子どもが大勢いる時は全体に指示を伝えた後で、気になる子のそばへ行き、その子がわかりやすいように伝える(表情を見たり、復唱させたりして理解できているか確認をしましょう)。
  • 絵や写真・文字などを使って子どもがわかりやすいように伝える。
  • 支持はなるべく1つにして、1つが終わったら次の指示を伝える。
  • 子どもが興味のあることで意識を向けさせてから支持を伝える。
  • 活動の途中は時計などを使って、終わりの時間までに何度か「長い針が10に来たら終わりです」などと、全体に伝えた後、気になる子のそばへ行き、その子だけに伝える。
事前に知らせても、まだやりたいと駄々をこねる場合もありますが、それでも事前に終わり時間を知らせることは、先の見通しが立てられない子どもにって絶対に必要なことです。また、駄々をこねても絶対に叱ったり、強引に止めさせたりせずに、うまく気持ちの切り替えができるように、ユーモアをもって手助けしてあげましょう。

Check先の見通しが立てられない
発達障がいの子、特に自閉症傾向の子どもは、先の見通しを立てることが苦手です。先の見通しが立てられない子は、常に不安を抱えている状態のため、何かに強くこだわったり、物事に集中することで不安から逃れようとしているんですね。

ですから、発達障がいの特別支援において、先の見通しを立ててあげるというのは基本中の基本と思っていただいた方がいいでしょう。

先の見通しを立ててあげる方法は、こちらの記事を参考に工夫してみてください。

Check子どもの苦手なこと・嫌いなこと
次の活動が子どもの苦手なこと・嫌いなことだったり、次の活動そのものが何をするのか理解できずに、気持ちや行動を切り替えられない場合があります。

子どもが苦手な活動・嫌いな活動の場合、例えば、外遊びが終わった後、みんなで歌をうたう時間だった場合、みんなと一緒にお部屋に入って歌わなくてもいいので、見学をするとか、違うお部屋で絵本を読むとか、子どもが安心して取り組むことができそうな、代わりの活動を提示してあげるといいでしょう。

代わりの活動の後に、子どもの好きなことをしてもいいという約束をすると、もっと子どもは安心することができます。

自分の苦手なこと・嫌いなことはやらくていいとわかれば、また親や先生が提示してくれた代わりの活動が終わった後に、子どもが好きなことができると思えば、スムーズに切り替えられるはずです。

まとめ

発達障がいの子が、気持ちの切り替え・活動の切り替えが難しい理由は次の3つです。
  • 頭の中には1つのことしか浮かばず、その浮かんだこと・集中していることに対して、私たちには想像できないほど集中しているので、すぐに思考を切り替えることができない。
  • 先の見通しが立てられないので、次の活動がどんな内容なのか、どのようなことをするのかわからず、不安で切り替えることができない。
  • 親や先生が提示した次の活動が、子どもの苦手なこと、嫌いなことなので、やりたくないために切り替えられない。
先の見通しを立ててあげることを基本に、子どもが嫌がること・苦手なこと・得意なこと・好きなことを、事前にしっかりと把握することで、子ども一人ひとりにあった支援ができます。

子どもの特性には、このブログで何度か取り上げている、感覚過敏の問題もあり、子どもの不適応な言動は、複雑な場合が多々ありますので、保護者と園や学校の先生がしっかりと連携をとることが大切なんですね。

日頃から子どもたちの行動をきちんと観察することが、子供たちが安心して園や学校で過ごせる・より良い支援に繋がります。

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