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発達障がい子育て支援ブログ-オアシスの木

特徴と理解

自閉症や発達障がいは、なぜ理解してもらえないことが多いのか考えてみました。

自閉症や発達障がいは、なぜ理解してもらえないことが多いのか考えてみました。

自閉症という言葉を聞くと、「自分の殻に閉じこもる」「人と話さない」「人とコミュニケーションをとらない」と受け取る人が多いような気がするのは、私だけでしょうか?

自閉症って人と話さないよね?

サラリーマン時代にお世話になった先輩から連絡があり、「今度うちにさぁ~、自閉症の人が入社したんだけど、吉章(私の名前)って自閉症に詳しかったよね?自閉症の人って話すの?」と聞かれたことがあります。

もちろん私は、「先輩、自閉症の人だからといって自分の殻に閉じこもるわけではないし、普通に人と話しますよ」と答えました。

そして、「自閉症は、自分の殻に閉じこもるという意味ではないんですよ。誰が訳したのかわかりませんが、日本だけ自閉症というんですよ、先輩覚えておいてくださいね。」と最後に一言付け加えたんですね。


教師や親も誤解している

お父さんお母さんの中には、「自閉症」を誤解されている方がいて、「うちの子のどこが自閉症なんだ、ちゃんとしゃべるじゃないか!」と私の前でお母さん(奥さん)に怒鳴っている人がいましたし、

学校の先生の中にも、自閉症の子を見て「外見は普通だし、話もするし、どこが自閉症なんですかね?」と聞く先生もいました。

自閉症を理解するのは難しい?

私も今の仕事をする前は、自閉症といえばトムクルーズとダスティンホフマンが出演した有名な映画レインマンの主人公のような人が自閉症だと思っていましたし、あまり話さないのだと思っていました。

家族に自閉症の人がいなかったり、自閉症の人と触れ合う機会がない人にとって自閉症という意味は、まったくわからない未知の世界かもしれません。

なぜ平良は発達障がいに詳しくなったのでしょうか?

私が最初に自閉症スペクトラムの人に接したのは、広汎性発達障がいの男性のカウンセリングでした。

男性は、うつと不安障害から仕事を休職していて、夫婦関係のことでも悩んでいたんですね。

通常のカウンセリングは、来談者中心療法というカウンセリングの技法を使って、カウンセラーとクライアントの信頼関係を築き、カウンセラーがクライアントの話してくれた言葉や感情を返してあげることで、クライアント自身が自分の本当の悩みに気づき、不の感情を吐き出してもらうことから始めていきます。

そしてカウンセリングの回数を重ねていき、カウンセラーがうまく援助をすることでクライアント自身が自分の悩みに気づき、解決する方法がわかるようになるのですが、自閉症スペクトラムの人はこのような通常のカウンセリング方法にあまり効果がなかったのです。

理由は、自分の気持ちや考えを伝えることが苦手だということと、先の見通しが立てられないので自分でどうしたらいいかと気づくことが難しいからです。

それから私は必死に勉強しました。

自閉症スペクトラムだけに限らず、ADHD、LDなどの本を数百冊購入し、研修やセミナーにも積極的に参加しました。

自閉症の世界をわからないことには、この人たちを救うことも、カウンセリングも支援もできない、プロのカウンセラーとしてこれではいけないと思った私は、とにかくこんなに勉強したのは初めてでは?というほど勉強したんですね(やる時はとことんやるタイプなんです)。

それから自閉症スペクトラムをはじめ発達障がいに詳しくなり、一般的なカウンセリングの方法に認知行動療法という、うつや不安障害などの治療に使う技法を取り入れ、そして最も大切な自閉症スペクトラムの特性に合わせたコミュニケーションと支援の方法を取り入れ、今では発達障がいの子育てや幼稚園や小学校などでの支援まで詳しくなったというわけです。

数百冊の本と講座やセミナーで学び、学んだことを自分なりに考え、応用と実践を繰り返し、やっと自信をもって「発達障がいのことならお任せください」と言えるまでになったんですね。

そう考えると、発達障がいにかかわることがない一般の人が、自閉症のことを理解するのはかなり難しいといえるかもしれません。

最後に

こちらの記事にも書いてありますが、自閉症スペクトラムは、脳の機能がうまく働いてくれないことから、人とのコミュニケーションが苦手なだけで、「自分の殻に閉じこもる人」ではありません。

もしあなたの近くに自閉症スペクトラムの人がいたら、やさしく話しかけてみてください。

表情がこわばったり無表情だったりするかもしれませんが、決して嫌がっているわけではなく、何をどう答えたらいいのかわからなくてそのような表情や態度をしていることが多いものです。

「好きな食べ物はなんですか?」「何をしていると落ち着きますか?」「好きな映画はなんですか?」「好きなアニメはなんですか?」などと、具体的に彼らの好きなことを聞いてみて、答えてくれたらその話をどんどん盛り上げていくと、今度は勝手に話し出してくれます。

なぜなら、自閉症スペクトラムの人を理解し、信頼関係を築き、上手にコミュニケーションをとるためには、彼らの世界に入らなければ絶対に難しいからです。

これからも私は、このブログを通して自閉症スペクトラムをはじめ発達障がいの知識を発信することで、発達障がいの子どもや大人への誤解を少なくできたらと思っています。

このブログを読んでくれているあなたも、少しずつでいいので、発達障がいのこと理解してくださいね。

参考記事:自閉症・アスペルガー症候群・広汎性発達障がいの特性。

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