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発達障がい子育て支援ブログ-オアシスの木

保育園・幼稚園・小学校での支援と方法

園や学校で問題を起こす子どもの理解と対応で知っておきたい5つのこと。

園や学校で問題を起こす子どもの理解と対応で知っておきたい5つのこと。

こんにちは、平良です。

お家では問題を起こさないのに、「なぜ幼稚園や学校で問題を起こしてしまうのでしょうか?」という相談を受けることがあります。

園や学校の先生から、子どもの問題行動について伝えられても、なかなか納得できないお母さんやお父さんがたくさんいるんですね。

今日は園や学校の先生にとって、耳が痛いことを書くかもしれませんが、最後まで読んでくださいね。

園や学校で問題を起こしてしまう理由

発達障がいの子が、園や学校で問題を起こしてしまう理由を一言でいうと、

「環境刺激を上手に処理できないから」です。

環境刺激には色んなこと・もの・人があり、子どもによって刺激への反応(問題)が異なります。

Check1先生との相性が合わない
発達障がいの子は、好き嫌いがはっきりしています。相性の合わない先生の指示には従いたくない、一緒にいたくないためにイライラしがちになり、問題を起こしてしまうことがあります。

相性の合わない先生の例
  • 厳しい先生
  • 怖い先生
  • 笑顔の少ない先生
  • 否定的な言葉を使う先生
  • 無理なことをさせる先生
  • 嫌なことをさせる先生
  • 苦手なことを特訓させる先生
  • 子どもの話を聞かない先生
  • 子どもに合わせて一緒に遊ばない先生
子どもはみんなやさしい先生が好きです。特に発達障がいの子は、その子の世界に入ってあげないと、こちら側には絶対に来てくれません。私たち大人が子どもに合せたコミュニケーションをしてあげる配慮が必要なんですね。

Check2友だちとの相性が合わない
発達が気になる子・発達障がいの子(特に自閉症傾向のある子)は、その場の状況や相手に合わせて、柔軟に人間関係をつくることが苦手です。また好き嫌いがはっきりしていてるため、園や学校・クラスの中に嫌いな子や苦手な子がいると、情緒的に不安定になってフラストレーションがたまり、問題を起こしすい状態になりがちです。

例えば、周囲の刺激に反応してすぐにテンションが上がるADHD傾向のある子や、刺激に対してすぐに飛びついてしまうような子は、近くに刺激的な子がいると、すぐに反応して問題を起こしてしまうことがあります。

また、自閉症傾向のある大人しい子や、不安になりやすい気質の子は、周囲に元気な子・言葉や態度が乱暴な子がいると、不安や恐怖を感じてしまい、かんしゃくやパニックをいつでも起こしやすい心の状態をつくってしまいます。


Check3学習内容や遊びが合わない
発達障がいの子は、できる事とできないこと。得意な事と苦手なこと。好きなことと嫌いなこと。などに極端な差があります。また注意が散漫で集中力が続かない子などは、問題行動のきっかけをつくりやすい特性があります。

子どもに合わない学習や遊びなどは、子どもが問題行動を起こす引き金になることが多いので、園や学校の先生は、どうしてもそれをしなければならない場合は、学習やあそびに気になる子が興味のあること・好きなことを入れたり、その子に合わせた課題やあそびを与えたり、先生のお手伝いをさせてあげたり、集中力が続かない子のために10分ごとに学習内容を変えるなどの工夫が必要なんですね。


Check4感覚刺激の調整
発達障がいの子の中には、外部からの刺激を調節することができず、私たちが感じる数倍(もしかすると数十倍)の刺激を感じている子どもたちがいます。

感覚に問題を抱えている子は、視覚や聴覚、嗅覚、触覚などが過敏で、園や学校の刺激を処理できずに、つらい思いをしている子がいるんですね。

感覚過敏の問題は、本人たちから先生に訴えることはほとんどないため、周囲の大人が子どもの言動や態度から察してあげる必要があり、感覚過敏の問題は、発達が気になる子の支援の中で非常に重要なことといえるでしょう。

感覚過敏や発達障がいの特性についてはこちらの記事をご覧ください。

Check5誤った対応
火が小さなうちに火消しをすれば、大事にはならなかったのに、周囲の子どもや先生の誤った対応が火に油を注ぐかたちになり、かんしゃくやパニック、お友だちとの喧嘩、園や学校からの飛び出しなどを引き起こしてしまうことがあります。

事が小さいときに、承認・共感的な態度で接してあげたり、上手く気持ちの切り替えを手助けしてあげれば、問題が大きくならずに解決できることがあるのですが、子どもの特性を見極めた対応ができなかったり、誤った対応の結果、起こさなくてもいい問題まで起こさせていることがあるんですね。

また、先の見通しを立ててあげるためにスケージュールを掲示したり、ルールや決まりを視覚化してあげたり、子どもが理解できるようにその子だけに事前に説明してあげたり、ということがないことも、子どもに過度の不安とストレスを与えてしまう要因になります。


問題を起こさせないための対応

子どもに不適切な言動や問題行動を起こさせないためには、子どもの特性をしっかり知ることです。そして子どもの特性に合わせた、園や学校づくり、担任の先生、クラス編成、建物の配慮、コミュニケーション、学習、課題、あそびなどを提示してあげる必要があります。

風邪をひいている子にシップ薬を出すお医者さんはいません。

手が不自由なのに、車椅子を差し出す人はいませんよね。

発達障がいの子は周囲の環境に、柔軟に合わせることが難しいので、子どもの気質や成長段階にもよりますが、できるだけ子どもの特性に合わせてあげることが大切なのです。


最後に

不適切な言動や問題行動は、子ども自身が望んで起こしているわけではありません。

子どもたちはみんな、園や学校で楽しく過ごしたいと思っています。

そのためには、子どもの特性を理解し、愛情・承認・共感・お膳立て・スモールステップを基本に、子どもの特性に合った子育てや支援をすることが絶対に必要なんですね。

子どもに合った子育てや支援は、子どもの心を成長させ、子どもに自信を与えます。

自己肯定感がついた子は、自分から自分のいけないところを修正できるような力がつきます。

自分で修正できる力がつけば、高校・大学・就職と成長していく過程の中で、ある意味ハンディーを抱えた子どもたちでも、簡単に挫折しない心をもった子どもに育つのです。

子どもが大人になり、自分の足でこの社会を生きていくためには、場当たり的な対応や支援、子どもを変えるアプローチではなく、できる限り子どもに合った環境調整から始めていく支援が必要なんですね。


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