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発達障がい子育て支援ブログ-オアシスの木

保育園・幼稚園・小学校での支援と方法

学校や先生との関係で悩む親の苦悩について知ってほしいこと。

学校や先生との関係で悩む親の苦悩について知ってほしいこと。

こんにちは、平良です。

発達が気になる子を育てる親の中には、身近な人や園、学校の先生から理解を得られず、また先生とのコミュニケーションがうまくとれず、学校との関係・先生との関係で悩んでいる人がたくさんいます。

私の所には、このブログやホームページを通じて、全国の皆さまから怒りやあきらめ、苦しい悩みなど、たくさんの声が届くんですね。

今日は、学校の先生との関係で悩む親の苦悩について、親の激しい感情をストレートに表現すると誹謗中傷になってしまう可能性があるので、実例をもとに私が言葉を変えて伝えたいと思います。

園や学校との関係でよくある悩み

  • 先生が子どもの特性を理解してくれない。

  • 子どもに対して思いやりや愛情が感じられない。

  • お願いをしても聞いてくれない。

  • 上から目線・高圧的・威圧的な態度で接してくる。

  • 間違いを認めない。

  • 正当化する。

  • あまやかし・しつけ・家庭の問題だと思っている。

  • 話がしづらい。

  • サポートブックを受け取ってくれなかった。

  • サポートブックを読んでもらえなかった。

  • 本をあげたのに読んでもらえなかった。

  • サポートブックや本をあげたら嫌な顔をされた。

  • 相談をしても聴いてくれない。

  • お願いをしたら嫌な顔をされた。拒否された。

  • 親の「すみません」「お願いします」があたり前のような態度。

  • 子どもの問題行動、それだけを言ってくる。

  • 園をやめてほしいと言われた。

  • 特別支援学校を勧められた。

  • 発達障がいがあるというだけで入園を断られた。

  • 無理なことを子どもにさせる。

  • 話をしてくれない。

  • 発達障がいをわかってくれない。
など、他にも細かいことはたくさんありますが、まとめるとこのようなことで悩んでいるお母さん・お父さんが多く、特に子どもに対する思いやりや愛情が感じられないという言葉を聴くことが多いですね。

近年、支援機関が徐々に整備され増えてきたことと、発達障がいに関する本が多く出版されたこともあり、支援者や教育関係者よりも親の方が詳しい場合が多々ありますので、支援者や教育関係者の方はしっかり学ぶ必要があるでしょう。

次は、親が先生との関係で悩むことが少ない例をあげて比べてみましょう。

親が安心・信頼する先生

  • 先生の方から笑顔で話しかけてくれる。

  • 先生の方から学校での様子を詳しく話してくれる。

  • 学校を休んだら必ず家に来てくれる。

  • 毎日のようにメールで連絡を取り合ってくれる。

  • 明るくあいさつをしてくれる。

  • 親切に話しかけてくれる。

  • 話しやすい・相談しやすい。

  • 子どもに合わせて支援や配慮をしてくれる。

  • 支援の内容を事前に説明してくれる。

  • サポートブックを読んだ感想を聴かせてくれる。

  • サポートブックを読んだ後、質問をしてくれる。

  • サポートブックや本をあげたら「ありがとうございます」と言ってくれた。

  • 相談をしたら真剣に聴いてくれる。

  • お願いをすると話を聴いて協力してくれる。

  • 子どもの特徴について聞いてくれる・相談してくれる。

  • 親と同じ目標をもってくれる。

  • 子どもとコミュニケーションをとってくれる。

  • 子どもの特性を理解してくれる。

  • 問題行動があると先に謝ってくれる。

  • 思いやりがある。

  • 子どもが嫌がることを無理にさせない。

  • 発達障がいをわかってくれている。

  • 子どもが辛いことを理解してくれる。

  • 子どもの支援を親と一緒に考えてくれる。

  • 熱心である。

  • 親に対して共感的に接してくれる。

共感する姿勢とコミュニケーション能力が問題

「園や学校との関係でよくある悩み」と「親が安心・信頼する先生」を読み比べれば、

親が先生に対して不信感を抱く根本的な問題は、先生の態度とコミュニケーションの質、そして発達障がいの知識と子どもの支援に対する共感的な姿勢だということが、容易に理解できるのではないでしょうか。

親と学校、親と先生の信頼関係の問題は、会社と社員、上司と部下、飲食店と客、電器店と客など、人と人が交わるすべての場面と同じで、「相手を認める・共感的に聴く・肯定的に話す・同じ目線で一緒に考える」という、お互いに認め合うことで成り立つ、私たち人間のコミュニケーションの基本がしっかりできていないことが一番の問題です。

特に“相手を認める”というコミュニケーションで一番重要な心がけが、「園や学校との関係でよくある悩み」と「親が安心・信頼する先生」の違いになっているのは明らかですね。

親と子どものストレス

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※もちろん虐待や育児放棄、親の養育態度などが要因となって様々な問題が生じる場合もありますが、上記の図は家庭に問題がない場合のモデルです。

発達障がいの子を育てる親は、実際に育てている親にしかわからない育児の辛さ・大変さと、周囲から理解を得られないことの心の悩みを抱えながら、周囲の人や学校の先生方と付き合っていかなくてはなりません。

発達障がいの子を育てる親の多くは、子どもの育てづらさと手のかかる子育て、そして発達障がいは、外見から何に困っているのかわかりにくい障がいのため、周囲の人から理解を得ることが難しく、非常に高いストレスを抱えていることが、複数の調査で明かになっているんですね。

中には一生懸命、療育や発達障がいの勉強をし、子育てに時間と労力をかけている方もいます。

多くの親は高いストレスを日常的に抱えた状態にありながらも、「お願いします」「すみません」という姿勢で学校の先生に接して行くしか、残念ですが特別支援教育が始まって7年が経った今日でも、今の日本の公教育の中では子どもを支援してもらう方法がないわけです(お願いをしないと支援をしないというのは、おかしな話なのですが)。

慢性的にストレスを抱えた親に対して、学校や先生が否定的な態度をとったり、子どもに対する思いやりや子どもに合った支援をしなければ、親の心は行き場がなくなり、追い詰められ、言いようのない孤独感と先の見えない子育てにつぶれされてしまうでしょう。

人は「お願いします」「すみません」を言い続けると、自己肯定感が低くなり、自分を蔑むようになります。それでも子どものために、過度のストレスを抱えた状態で、勇気を出して先生にお願いをする親の気持ちを学校は理解してあげてください。

発達障がいの子を育てている方のブログにすばらしい内容の記事がありました。記事はこちらです。

人間関係は平等が基本

人間関係は平等が基本です。教師と親であっても、教師と子ども、親と子ども、友人同士であっても、どちらか一方が気を遣って自分を下げて、我慢をして、相手の様子を伺うコミュニケーションは、人間関係で一番ストレスを感じるはずです(人の悩みで一番多いのが人間関係です)。

会社でも家庭でも、どこでも同じですが、人は誰かに理解をされて認められるから、安心して生きていけます。

発達障がいの子育てで毎日疲れている親が子どものことを考えて勇気を持って、先生に話しかけたり、相談したり、お願いをしたりしているのに、

園や学校の先生が親に対して「相手を認める・共感的に聴く・肯定的に話す・同じ目線で一緒に考える」を基本に理解をしてあげなければ、親は人としての存在、親の心、子どもの特性を否定されているように感じ、フラストレーションとストレスでいっぱいになってしまいます。

中には無力感から自ら命を絶ってしまったり、愛するわが子をあやめてしまった人もいるのです。

身近にいる人たちが理解をし支えてあげなければ、親と子どもの負の連鎖はどんどんスパイラルのように落ちていき、子どもを愛することができない、子どもを認めてあげることができないという、決して親だけを責めることができない事態に陥ってしまうということを、私たち大人は知っておく必要があるのではないでしょうか。

実際に私が経験してきたから言えることですが、発達障がいの支援には、確かに基礎的な知識とコミュニケーションの技術が必要です。

しかし、“この子のために何かをしてあげたい”という思いやりの心があれば、社会の中で健やかに成長させていくことは絶対に可能なんですね。

愛情はなくても、人を思いやることはできます。

人を思いやれば、自然に愛情が湧いてきます。

人を思いやる心は人に行動を起こさせ、人を助けます。

思いやりと愛情が人を助け、人に幸せを運ぶのです。


発達障いの子育てと支援の基本を学びたい方は、こちらのページをご覧ください。

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身近に相談相手がいないとき、誰かに話を聴いてほしいとき、どうしたらいいか迷った時、一緒に考えてほしいときは、ぜひお気軽にご利用ください。

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