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発達障がい子育て支援ブログ-オアシスの木

子どものかんしゃくとパニックについて

すぐ怒る・キレる子どもに絶対してはいけないNG対応とは?

すぐ怒る・キレる子どもに絶対してはいけないNG対応とは?

発達障がいの子(自閉症・ADHD・広汎性発達障がい・アスペルガー症候群・LDなど)は、脳の機能の問題で認知に偏りがあり、感情のコントロールが苦手なため、中には些細なことですぐ怒って暴言を吐いて暴れたり、壁や床を叩いて寝転がったり、激しいかんしゃくを起こすことがあります。

外出先で急に怒り出した時は、周囲の目が気になり、親はその場を離れてしまいたい気持ちになったり、「どうしてすぐ怒るんだろう」と疑問に思ったり、「もうなんとかして!」とさじを投げたくなる時もあるのではないでしょうか。

また、保育園・幼稚園・小学校などでは、園や学校に行きたくないと校門や玄関などで泣きわめいて、時には親や先生に暴言を吐いたりする子もいますし、友だちと遊んでいるときや授業中など些細なことで怒り出す子もいます。

周りの子どもたちへの影響や、授業を中断せざるを得ない状況になったり、休み時間も「暴れていないだろうか?喧嘩してないだろうか?」と気になってしかたがない先生もいらっしゃると思いますね。

今日は、すぐ怒る・すぐキレる子どもが、かんしゃくを起こした時にやってはいけないNG対応を書きますね。

怒っている子どもにやってはいけない対応

Check1感情的になる
子どもが怒っているときは、脳の中に大量のアドレナリンが分泌され、交感神経が優位な状態、テンションがハイになった状態です。そのような時に、子どもの感情に合わせて親や先生、周囲の子どもたちが感情的に怒ったり、叱ったり、大きな声や態度など、高いテンションで対応してしまうと、火に油を注ぐことになってさらに感情が高ぶってしまいます。

Check2質問・尋問をする
怒りの度合いによって違う場合もありますが、怒っている子に質問や尋問をして、「何で怒っているの」「何があったの?」と問い詰めても、感情が高ぶっているため答えることができません。

また自閉症傾向のある発達障がいの子は、自分の気持ちや考えを整理して伝えることが苦手なので、質問や尋問はさらに事態を悪化させてしまう場合が多いんですね。

Check3罰を与える・脅す
「わがまま言うなら今度から連れてこないからね!」「怒るのを治さないと小学生になれないよ」「おやつあげないから!」などと、罰を与えたり脅したりして子どものかんしゃくをなんとか収めようとする親がいますが、このような対応は逆効果になることが多いので、やめた方がいいでしょう。

Check4無責任な「大丈夫」
子どもが怒っているのに、「大丈夫、大丈夫よ」などと言う大人がいますが、子どもは大人に「大丈夫」と言われると、心の中で「大丈夫じゃないんだよ!」と叫んでいるんですね。またその場しのぎの「大丈夫」は、「僕の気持ちをわかってない」と受け止めてしまうため、親に愛されていないと感じ、自己肯定感の低い子に育ってしまう可能性が高くなります。

Check5子どものせいにする
子どもは自分がやったことがどうなるかを想像することも、自分のしたことに責任をとることもできません。ですから親や周囲の大人が守ってあげる必要があるんですね。それなのに、「あんたが悪いんだから自分で責任を取りなさい」と怒って暴れている子に、投げやりな態度で責任を取らせようとする大人がいます。

親の投げやりな態度は、子どもの心を傷つけるだけで、怒りっぽい特性は治るどころか激しくなってしまいますので、子どものせいにする投げやりな態度は、絶対にやめた方がいいでしょう。


怒ることで自己表現をする

子どもは自分の感情を表現することが苦手です。特に発達障がいのある子は、脳の機能障がいと感情のコントロールの苦手さだけでなく、言葉が上手に使えないことから、怒ることで自分の気持ちを表現する子もいるんですね。

Point怒りをコントロールする6つの方法
  • 周囲の大人が安易に怒らせない工夫をすること。
  • 愛情をたっぷり与えてあげること。
  • ありのままを承認してあげること。
  • 子どもに合ったルールを教えること。
  • 子ども自身が怒らないようになること。
  • 自分で落ち着けるようになること。
ここに掲げた6つは、発達障がいの有無にかかわらず、子どものかんしゃくを減らすために必要で大切なポイントです。この6つと年齢に合わせたSST(ソーシャルスキルトレーニング)などの訓練をすれば、すぐ怒る子・キレる子でも、かんしゃくを減らすことができるんですね。

子どもが頻繁にかんしゃくを起こすようであれば、それは子どもがSOSを発していたり、助けを求めるサインの場合もあります。

たとえば、かんしゃくやパニックを頻繁に起こす小学生の男の子は、大勢の子どもがいる場所にいると不安が強くなるため、些細なことでかんしゃくを起こしました。また言葉よりも絵や文字の方が理解しやすい小学生の女の子は、先生の指示が理解できないため先の見通しが立てられず、頻繁にかんしゃくを起こしました。

子どもは気持ちの切り替えが上手にできませんし、発達障がいの子の場合は、その子に合った環境を調整してあげる支援やコミュニケーションに配慮してあげなければ、かんしゃくを減らすことは難しいといえるでしょう。

子どもがかんしゃくを起こす理由は、子ども一人ひとり違うため、対応が難しいかもしれません。特に発達障がい特有の問題に対する対応は難しい場合が多いものですが、少し学んで工夫をすれば、必ずかんしゃくを減らすことができるようになります。

子どものかんしゃくとパニックの詳しい理解と対応は、こちらのページをご覧ください。

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