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発達障がい子育て支援ブログ-オアシスの木

保育園・幼稚園・小学校での支援と方法

発達障がいの子に厳しい指導や罰を与えると子どもの心は壊れます。

発達障がいの子に厳しい指導や罰を与えると子どもの心は壊れます。

こんにちは。
発達障がいを支援する、カウンセラーの平良です。

私が子どもの頃(今から40年以上前)の親や学校の先生の中には、本当に厳しい大人が多かったです。

私も、父にバットで殴られ、夜家の外に出されたことは何度もありましたし、学校ではビンタはあたり前。時には50センチのものさしで手の甲が青くなるまで叩かれたり、廊下で椅子を上に持たされながら正座させられたこともありました。

また理由もなく常に怒っていたり、威圧的に学校を歩いている先生もいました。

※厳しい指導をする人や威圧的な人は、勘違いをしている大人、自分に自信のない大人、自己愛の強い大人、そして一番多いのがコミニュケーションスキルが未熟な大人です。

厳しい指導は子どもの成長を阻害する

私のような体罰的な体験はもちろん、理由もなく厳しくしつける、指導するという大人の言動は、子どもの脳の成長を阻害し、思考能力を低下させ、やる気を失わせ、自尊心を壊してしまいます。

実際に事例をあげるとキリがないため割愛しますが、発達障がいの有無にかかわらず、厳しい子育て、厳しい学校の指導は、子どもにとって何のメリットもありません(発達障がいの子に対する厳しい指導と無配慮は、虐待と同じ心理的作用を与えます)。

ただし、もちろん時には厳しい態度も必要な場合があります。

では、どのような時に厳しくすればよいのでしょうか。

それは、子どもに合ったルールをつくり、子どもがそのルールをしっかり学習していることを確認した上で、そのルールを破った時。です(他にもありますが、またの機会に書きますね)。

発達が気になる子の多くは、暗黙のルールがわからなかったり、そもそも、その子がわかるように教えてあげないとルールが身につかなかい子もいます。

中には、ルールは理解しているのに、親の無理解、学校・先生の無理解や無配慮などから、ルールを守らない子になってしまうケースもあります。

例えばゲームの時間を守れなかった場合などに厳しく接すると、激しくかんしゃくを起こしたりパニックになる子もいます。厳しい態度をとる時は、緊急性の高い時や危険な時、やむを得ない場合と心得ましょう。

2次障害を発症させてはならない

一番怖いのが、長期間(期間は子どもによって異なります)無理解、無配慮、厳しい指導状態の中で我慢を強いられた子どもたちです。

実際に、小学校で無理解・無配慮・厳しい指導を受けた子が、中学生になると突然、不登校になり、先生に反抗的になったり、怖がるようになったりするケースが残念ですが、今でもあります。

またこのブログには書けないような事件、そして奇異的な、特殊な行動に出る子もいたり、乖離する子もいます。


抑圧が人を壊します

我慢のことを心理学では「抑圧」といいますが、過度の抑圧が長期間続くと子どもの成長を阻害し、子どもの心と人格をゆがめてしまいます(反抗挑戦性障害や人格障害など)。

小学校では行動問題も2次障害的な症状もなかったのに、中学に入ると不登校や行動問題がでた。

中学校では問題は見られなかったのに、高校生になってから不登校や行動問題がでた。大人になって突然症状が出て人格が変わったというケースもあります。

登園を拒否する、登校を拒否する、問題行動が見られるなどの子の中には、抑圧から逃れたいというSOSの場合もありますので、子どもの言葉だけに頼るのではなく、子どもの状態をみながら負荷の計算をし、助けてあげてほしいと思います。

子どの認知特性や処理の仕方・成長段階・ストレスに耐える力などによって症状が違いますが、厳しい躾と指導、威圧的な態度、無配慮・無支援は、ほぼ必ず負の遺産(トラウマや社会に対する攻撃心など)をつくらせてしまいます。

注!事を起こさせてから配慮をしても、私たちの想像以上に子どもの心と脳に負担がかかっている場合があり、回復に数年かかることも珍しくありません。

安心できる環境を提供してあげよう

自閉症スペクトラムの子を育てた方ならご存知だと思いますが、子どもの心と脳に一度負の遺産をつくらせてしまうと、脳の特性上それらを忘れることができないため、長期間にわたってトラウマに苦しめられ、PTSDのような心理状態が続いたり、学校へ行けなくなったり、社会参加が困難になってしまうケースが、発達障害者支援法ができた今日でも、実際に私たちの身近で日々起こっています。

ですから、子どもの特性を理解し、どの程度の負荷(ストレス)に耐えられ、どの程度の負荷なら適度な力で乗り越えられ、その子にとっての負の体験ではなく成功体験になるのかを、私たち大人が考えてあげなければならないと日々強く感じています。

2次障害、3次障害を発症させてしまうと、本人はもちろん、家族の心も疲れ果て、経済的に困窮するケースがたくさんありますし、子ども本人の回復には長い月日を必要とします。

大事なことは子どもたちが安心して過ごせる家庭と、園や学校は子どもが安心できるよう、視覚化や時間の構造化・空間の構造化をして、また、先生自身が子どもに嫌な刺激を与えないよう配慮し、やさしく温かいまなざしで、その子の力量と能力・特性を見極め、その子に合ったルールとハードル設定・環境の中で子どもたちを支援することです。(厳しい指導なんかしなくても、支援をすれば子どもは問題なく成長します)。

障がいの有無に関係なく、「子どもたちには大人の愛情をたっぷり与え、ありのままを承認してあげ、共感的に接し、成功体験を増やせるようにお膳立てしてあげること」が大切なんですね。

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