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発達障がい子育て支援ブログ-オアシスの木

2次障害について

子どものこだわりと強迫性障害の違いを知って2次障害を防ぐ方法。

子どものこだわりと強迫性障害の違いを知って2次障害を防ぐ方法。

こんにちは、平良です。

今日は、発達障がいの子の“こだわり”強迫観念(強迫性障害)の違いについて、子どもの精神衛生の専門的な視点からお伝えさせていただきますね。

発達障がいの子のこだわり

発達障がいの子、特に自閉症傾向のある子の中には、その子独自の“こだわり”をもっていることが多いものです。
園や学校に行く道順や本の並べ方、ドアの開け閉め、食べ物やアニメ、漫画、髪型、服装、家具の配置など、子どもによってこだわりの種類も数も違い、たくさんの“こだわり”をもっている子がいます。

こだわりは、発達障がいの有無に関係なく、誰もが1つや2つもっているものですが、発達障がいの子の場合、自閉症スペクトラム特有の狭く強く注目してしまう認知特性が要因となり、強くこだわりをもつ場合もあれば、混とんとした世界(先の見通しが立てられない)に生きる不安感を軽減するため、また園や学校・家庭など集団生活の中で不安やストレスを感じ、何かにこだわることで子どもなりに処理している場合もあります。

発達障がいのある子にとって“こだわり”は、生きづらい社会で生きていくための、子どもにとって必要な防衛的手段の1つなんですね。

こだわりと似ている強迫観念

“こだわり”と似て区別が難しいのが「強迫観念(過剰な執着)」です。

例えば、急に靴下や下着が気に入らないと言い出し、何度も靴下や下着を履き替えたり(感覚過敏が要因の場合もあります)、髪を気にして何度も鏡を見て髪をセットしたり、手を何度も洗ったり、カーテンを何度も開け閉めしたり、

何度も同じことをお母さんや先生に話しかけたり、友だちに執着するときなどは、こだわりではなく、強迫観念にかられている場合が多いものです。

中には園や学校の帰りに、「あそこに行きたい」「あれが欲しい」「あれを買って!」などと一見わがままのようなことを言う子もいて、親や周囲の大人が応じないとかんしゃくやパニックを起こしてしまう子もいますが、このような場合も、不安感・恐怖感・過度のストレスから生じる強迫観念が要因なんですね。

私たち人間は、極度の不安や恐怖を感じると、そのことが頭から離れなくなり、不安や恐怖感を払しょくするために、何かをやらずにはいられなくなります。

言葉を変えると何かに意識を向けることで、自己防衛的に不安や恐怖感を抱く考え方から逃れようとするのです。

こだわりと強迫観念の違いを見極める

こだわりと強迫観念を見分けることは難しいかもしれませんが、いつもと違うことに強くこだわったり(執着心)、こだわりが普段よりも異常に強くなっているとき、かんしゃやパニックを起こしやすい状態のこだわりは、過度のストレスによる強迫観念だと思って間違いありません。

一時的な強迫行為の場合は、子ども自身で処理できたり(処理しようとがんばっています)、周囲の大人が原因をすぐに見つけて配慮してあげれば大丈夫ですが、長期に渡って強迫行動がみられるときは、2次障害(強迫性障害)になりかけている、または2次障害を発症している可能性があるため、注意深く子どもの言動を見てあげることが大切です。

また、家庭での厳しいしつけや親の態度、園や学校の配慮の仕方や支援がうまくいっていない場合にも、こだわり(強迫観念)が強く見られる子がいますので、そのような時は、早急に接し方や配慮・支援を見直す必要があるでしょう。

発達が気になる子は、私たちの想像以上に日々ストレスを抱えています。

ストレスを抱えどうにかしたいと思っても、SOSを発信することや相談することができなかったり、自分の気持ちを言葉を使って適切に伝えることが苦手なため、つい見過ごされ、重い2次障害を発症させてしまうケースもあります。

強迫的な言動がみられたときは、子どもが過度のストレスを抱えていると思って、決して叱らずに、共感的に受け止めてあげることが大切です。

私たち大人が子どもの“こだわり”と強迫観念の違いを見抜き、必要に応じて助けてあげることが2次障害を発症させないためにも、何より子どもたちが安心して日々を過ごすためにも、絶対に必要な支援だといえるでしょう。


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