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発達障がい子育て支援ブログ-オアシスの木

保育園・幼稚園・小学校での支援と方法

自閉症の子どもが友達や同年代の子どもと遊べない理由とは?

自閉症の子どもが友達や同年代の子どもと遊べない理由とは?

発達障害、特に自閉症・広汎性発達障害・アスペルガー症候群などの自閉症スペクトラムの子の中には、家庭や保育園・幼稚園などで、お友達や同年代の子どもと遊ぶことが苦手な子がいます。

友達と遊ばないのは1人が好きだから?

自閉症スペクトラムの子は、1人で遊んでいたり、みんなの輪の中に入ることができないことが多いのですが、これは1人でいることが好きだからというわけではありません(好きな子もいます)。

自閉症スペクトラムの子が、他の子どもたちと遊ぶことができないのは、コミュニケーションが苦手だからと極度の不安に襲われるからです。

なぜコミュニケーションが苦手なのか?

自閉症は、脳の中枢神経の障害です。自閉症特有の脳の障害が起こると、コミュニケーションの場面では主に次のような特徴が出てきます。
  • 相手が思っていること、考えていることを想像することが苦手
  • 自分の気持ちや考えを相手に伝えることができない
  • 一緒に何かを協力してすることが苦手
  • 同時に複数の情報を処理することが苦手
  • 雑談ができない
  • 言葉の発達が遅れているため話すことが苦手
  • 場の空気を読むことができない
  • 自分の好きなこと話したいことだけを一方的に話す
  • 言葉の裏側にある意図が読み取れない
  • 語彙は豊富でも意味はわかっていない
  • かしこまった口調で話す
  • アニメや絵本の世界などに登場するキャラクターの言葉で話す
このような特徴があると、園や学校のお友達と話したり遊んだりすることを不安に思ったり怖く感じたりするのです。

大人となら一緒に遊べるのはなぜ?

子どもは大人のように発達障がいの子どもに配慮をしてコミュニケーションをとることができません。

子どもに比べ、大人はやさしい言葉やゆっくりとした口調で話しかけたり、子どもに合わせて言葉を選び遊ぶことができるので、お友達の輪の中に入れない子どもでも大人には話しかけることができますし、一緒に遊ぶことができるんですね。

また、同年代の子と遊ぶとなると、何をどうしたらいいか、どうなるのか予測ができないため、自閉症スペクトラムの子は不安になってしまい遊べない子がいます。

ただ、子どもの中には自閉症の子どもの世界に違和感なく入ることができる、相性がピッタリ合う子がいます。そういった子となら話すことも一緒に遊ぶことができるのです。


お友達と遊ばせるにはどうしたらいい?

まず自閉症児の特性をしっかり理解した上で、次のようなことをためしながら実践するといいでしょう。

①.大人がうまく遊びに導くお膳立て
親や保育者など周りの大人が、自閉症児の好きなあそび・好きなこと・興味のあることを、周りの子どもを巻き込みながら、自閉症児を中心に一緒に楽しく遊ぶ。

②.スモールステップで段階を踏む
大人がお膳立てをしても、人見知りが激しい子や不安感がぬぐえない子の場合は、まず相性のいい子ども1人と大人の3人で、自閉症児の好きな遊びを一緒に楽しく遊びます。

この段階で慣れてきたら、次に相性のいい子から徐々に人数を増やしながら、自閉症児の好きな遊びを一緒に楽しく遊びます。

こやって、時間をかけてスモールステップを踏むことで、自閉症の子どもでも安心してお友達とかかわることができるようになるのです。

スモールステップ(段階的に体験させる)で注意しなければならないことは、絶対に急がないことです。

自閉症児は、慣れるまでに(様相をつかむまでに)時間がかかる子がいます。

あせってさせようとすると、失敗体験となってさらにお友達とのかかわりを避けてしまうことになりかねないからです。

子どもに合わせて大人が援助することが大切なんですね。

まとめ

発達障がい、特に自閉症・広汎性発達障害・アスペルガー症候群の子どもたちの中には、同年代の子どもと遊ぶことが苦手な子がいます。

お友達と遊べない子の多くは、自閉症の特性が要因となって不安になり、みんなと一緒に遊ぶことが難しいんですね。

このようなコミュニケーションが苦手な子どもでも、大人がうまくお膳立てをしてサポートをすれば、お友達の輪の中に入ることができるようになります。

発達障がいの子どもたちにとって、この世の中で一番頼りになるのは、身近にいる大人だけなんですね。

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