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発達障がい子育て支援ブログ-オアシスの木

保育園・幼稚園・小学校での支援と方法

授業に集中できない・じっとしていられない子どもの5つの理由とは?

授業に集中できない・じっとしていられない子どもの5つの理由とは?

発達障がいの子の中には、授業中じっとしていることができずに歩き回ったり、隣の席の子どもにちょっかいを出したりおしゃべりをしたり、授業に関係のないものを机の上にだして遊んでいたり、周りが気になって集中できない子がいます。

授業に集中できない子どもの例

  • 周りの子どもにちょっかいを出す。
  • 席を立って動き回る。
  • 周りの子どもに話しかけておしゃべりをする。
  • 授業と関係ないものを机の上に出して遊んでいる。
  • 授業と関係ないこと・周りのことに気をとられている。
  • 机やイスをガタガタと揺らしたり動かしたりする。
他にもありますが、特に多い事例をあげてみました。

 

なぜ授業に集中できないのか?

発達障がい、特にADHDや多動傾向のある子どもは、脳の機能がうまく制御できないため、どうしても授業に集中できないことがあります。

子どもが授業に集中できない主な理由

  • 耳から入ってくる音や視覚から入ってくる刺激や情報に反応してしまい、授業に集中することができない(例:隣の教室の声や音が聞こえてくる・窓の外で興味のあるものが見える・教室の掲示物が目について気になるなど)

  • 先生の話や指示が理解できない(詳しくはこちらの記事をご覧下さい。)

  • 勉強が苦手・わからない。子どもの能力を越えたその子には難しい授業内容だったり、課題だったりしたときは集中して授業を受けることができません。

  • 近くに落ち着きのない子どもがいる。近くに落ち着きのない子がいると相互に作用しあって、授業中にあそんだりおしゃべりをしたり、どんどんエスカレートしてしまうことがあります。

  • 意識の向かう先が次々と移ってしまい、1つのことに集中できません。

どう対応したらいい?

まずは子どもが授業に集中できない理由をしっかり見極めることが大切です。子どもが集中できない理由がわかったら、その原因に対応すればいいからです。具体的には次のような方法を基本に、子どもに合った支援の方法を考えてみましょう。

ポイント1視覚情報・刺激の調整
子どもの目に入る情報や刺激を減らしてあげることで、子どもは集中して黒板をみることができたり、先生の話を聞くことができます。具体的には、黒板周りに掲示物を貼らない。貼ったとしても必要最小限のものにする。子どもの刺激になるようなものはカーテンなどで隠す。外が見えない席にするなど。

もちろん、それだけで改善しない場合もありますが、発達障がいの子どもの多くが過度の情報や刺激に反応する傾向があるので、情報や刺激を減らしたり調整をすることは大切なんですね。

ポイント2聴覚情報・刺激の調整
発達障がいの子の中には聴覚が過敏な子がいます。すべての音が大音量で聞こえ、そのため音の取捨選択ができなかったりします。またコソコソ話しや隣の教室の声や音まで聞こえてしまう子もいるので、教室外からの音を遮断したり、授業が静かに受けられるような配慮と学級経営が最も大切になります。

ポイント3子どもが安心して取り組める課題を提示する
大人の私たちでもそうですが、わからない課題や楽しくない課題・興味のない課題は取り込む気になれませんよね。特に発達障がいの子は、自分の興味がないこと楽しくないことには取り組まないことが多いので、子ども一人ひとりに合った課題を提示して、場合によっては先生や支援員が一緒にやると取り組めるようになります。

また、自閉症の特性のように“こだわり”がある子には、子どものこだわりを授業や課題に取り組むと集中して授業を受けることができます。

ポイント4子どもがわかるように伝える・教える
発達障がいの子には様々な脳の特性があります。計算ができなかったり、文章問題が解けなかったり、漢字がかけなかったり、絵がかけなかったりなど、子どもができないのは脳機能の問題が要因となっていることがあります。
子どもがなぜできないのか、なぜわからないのかを見極め、子どもに合った伝え方・教え方をする必要があるのです。
(指示のポイントについてはこちらの記事をご覧下さい。)

ポイント5授業にメリハリをつける
どんなに支援をしても配慮をして環境を整えても、集中力が切れておしゃべりを始めたり、他の子にちょっかいを出したり、動き回ったりする子がいます。

そのような集中力の持続が難しい子の場合は、10分毎に授業の進め方を変えたり、動き回ったりする子には前に出て発表させたり(※子どもが罰と捉えないように)、先生のお手伝いをしてもらったり、子どもが興味のあること楽しいことをタイミングを計って授業に取り入れたりして、授業にメリハリをつけると周りの子どもに迷惑をかけずに、授業を中断することなく、叱ることもなく子どもが楽しんで学習に取り組むことができます。

ポイント6叱らないこと・褒めることを忘れずに
発達障がいの子の好ましくない行動は、子ども自身でコントロールすることが難しい問題が多いといえます。好ましくない行動があったからといって叱ることは絶対にやめましょう(叱っても意味がない理由はこちらの記事をご覧下さい)。

また、席について静かに授業を受けることができたときや、課題に取り組めたときは、それがたとえ5分でも10分でも、褒めてあげることを忘れないようにしましょう。

まとめ

発達障がいの子どもたちが、授業に集中できない理由は、脳機能の特性によることが要因です。

子どもの特性をしっかりと見極め、子どもに合った環境の調整、子どもに合った学習方法と課題を提供し、授業にメリハリをつけたりすることで、子どもの好ましくない行動は減らすことができます。

子どもに合った支援をすることは、授業を中断しなくて良いこと・周りの子どもに迷惑をかけさせないこと・そして発達障がいの子ども自身の心を育てる意味でも、非常に大切なことといえるでしょう。

子どもが安心できる人・安心できる環境・安心できる遊びと課題が、子どもたちに安心と自信を与えることに繋がるんですね。

⇒ 環境を調整する子育てと支援の方法はこちらのページです。

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