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発達障がい子育て支援ブログ-オアシスの木

子育てと接し方

発達障がいの診断はなぜ早い方がいいか考えてみました。

発達障がいの診断はなぜ早い方がいいか考えてみました。

こんにちは、平良です。

発達障がいは、見えない障がいとも言われ、親も気づかないことが多いものです。

今日は、発達障がいの診断は早く出してもらった方がいいかについて、私が考えたことを書きますね。

育てづらい子どもたち

自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害、ADHD、LDなどの発達障がいの子どもは、親や周りの大人から、“育てづらい子”と言われながら成長していくことが多いものです。

しかし、本当に困っているのは、親や大人ではなく、発達障がいをもって生きていくことになった子どもたちなのですね。

診断を受けない理由

「うちの子ちょっと変わってるなぁ」「なぜこんなに育てづらいんだろう?」と思っても、保育園や幼稚園、小学校などから子どもの特徴について指摘を受けても、なかなか病院へ行くという行動は起きないものです。

発達障がい自体知らなかったり、専門の病院がわからなかったり、理由はたくさんあると思いますが、診断を受けるという行動を起こすために必要な発達障がいに関する知識がないことが、一番の要因でしょう。

マイナスイメージ

最近は、発達障がいという言葉がだいぶ知られるようになってきました。特にADHDとアスペルガー症候群については、動き回る、片づけができない、空気が読めないなどと言われ、また、マスコミなどからアスペルガーと犯罪を結び付けて、テレビや報道番組で取り上げられることもあります。

私は、発達障がいの表面的な部分だけを取り上げられて話題にされ、見たり聞いたりすると、とても悲しく思ってしまいます。

発達障がいと支援の現実。

保育園や幼稚園、小学校などは、正直、発達障がいに対する知識や理解は、まだまだ不十分な状況です。子どもが何に困っているのか、なぜ困っているのかと考えるより先に、

動き回る、じっとしていない、指示が伝わらない、園を抜け出す、わがままをいう、甘えている、などと、なぜ子どもが集団生活の中で不適応な言動をするのか理由を考え、

支援をする前に、単純にわがままや甘え、親のしつけのせいだと捉え、子ども自身を変えようとしたり、親に何とかしてもらおうと考える保育士や教師・園や学校がまだまだたくさんあるのです。

発達障がいについて、誤った見方をしてしまう大人がたくさんいる社会で、子どもたちが自分らしく生きていくためには、幼い頃から我慢と努力を強いられるわけですね。

注目!考えてみてください。
あなたの足が不自由で車椅子に乗っているとします。

車椅子なのでみんなと一緒に行動することは、周りの人より遅くなりますし、階段や坂道、荒れた道路は、援助が必要になります。

これをわがままや甘え、親のしつけのせいだと捉えられたら、本人はどう感じるでしょうか?

「ちがう!」と叫びたくなるのではないでしょうか?

私なら毎日かんしゃくやパニックの嵐でしょう。

診断は子どもを助ける。

まだまだ発達障がいに対する知識・理解が未熟な社会では、診断名というものが適切な支援を受けるために大きく影響します。

幼稚園や小学校では支援員やヘルパーの配属が可能になりますし、残念ですが私たち人間は、「障がい」という言葉に、ある意味特別なイメージを持つことが多いものです。

診断名があることで、園や小学校では特別な配慮をしてくれるきっかけになるんですね(適切な支援をするかは別です)。

本来ならば、診断があろうとなかろうと、子どもたちの言動から子どもの特性を見極めて、何に困っているのかを判断して、親と支援者が協力をして子ども1人ひとりに合った支援をすることが大切なのですが、やはり今の現状では非常に難しいといえるでしょう。

注1小学校での経験
私自身、未診断の子の様子を見て欲しいと言われ、小学校で行動観察をしたときのことでした。

子どもの様子から、なぜみんなと一緒ができないのか、なぜかんしゃくを起こすのか、なぜ片づけができないのかなどを、具体的に理由も添えて説明をしたのですが、結局、診断名がないため、適切な支援をしてもらえませんでした(とても残念でした、また診断名があっても適切な支援をしてくれない学校もあります)。

これはほんの一例です。他にも支援につながらなかった例があるんですね。

私はいつもこのような体験をするたびに、胸が痛くなるのですが、最近では「きっと誰かが理解をして、支援をしてくれるはず」そう自分に言い聞かせるようにしています。

注2誤診断による苦しみ
30代の男性が、統合失調症、パーソナリティー障害などと誤診断を受け、長期間に及ぶ投薬で苦しい日々を送らされてしまった方がいました。

あちこちの精神科を受診し、最終的に専門医の診断を受けることができた彼は、高機能自閉症と診断されました。子どもの頃、早期に専門医の診断を受けていればこのような事態にはならなかったでしょう。

発達障がいに詳しい専門医も、大人の発達障がい、特に自閉症スペクトラムとパーソナリティー障害や統合失調症との誤診についての問題を指摘しています。

最後に

早期診断、早期療育、早期支援は、発達障がいの子どもたちにとって、絶対に必要です。

今の発達障がいに対する未熟な社会で診断を受けない、診断が遅れるということは、車椅子を利用されている人たちに、凸凹の道を歩かせ、転んで怪我をしたら“わがままや甘え”と言っているようなものなのです。

親の中には知識がありながらも、障がいという診断が、いじめや差別に繋がると考えて病院へ行くことを躊躇される方もいます。

しかし、今の社会の現状を考えると、診断名がなければ適切な療育も、子どもに合った支援も受けられないんですね。

小学校高学年になると、子どもは自分のこと、周りの子との違いをわかるようになります。その頃に子どもが自尊心をちゃんと持っていればいいのですが、そうでない場合は病院へ行くことすら拒否することもあります。

また、早期診断、早期療育、早期支援は、2次障害を防止し、子どもたちの健やかな心を育むための唯一の方法です。

水鳥が湖を泳ぐ姿は、優雅で美しく感じます。でも水面の下では必死に足を動かして泳いでいるんですね。

発達障がいの子どもや大人も、この水鳥と同じように外見からは判断できないほど、必死にもがき努力をしているのです。

そんな発達障がいの子どもや大人のもがきを、私たちはしっかり見てあげることが大切ではないでしょうか。

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