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発達障がい子育て支援ブログ-オアシスの木

保育園・幼稚園・小学校での支援と方法

入園式・入学式・進級にともなって新しいクラスで自己紹介を嫌がる子どもの理解と対応

入園式・入学式・進級にともなって新しいクラスで自己紹介を嫌がる子どもの理解と対応

こんにちは、平良です。

今週は入園・入学・進級とあわただしい週ですね。

保護者も園や学校も大忙しではないでしょうか。

さて、入園・入学・進級で待っているのが、自己紹介です(強引なこぎつけですが・・・)。

発達障がいの子の中には、極度の緊張と不安で自己紹介ができない子がいますが、みなさんはどのような対応をしていますか?

このブログは発達障がいの子を中心に書いているので、発達障がいの子どもたちの中でも今日は、不安で話せなくなってしまうタイプの子に焦点をあてて書きますね。

なぜ自己紹介ができないのか?

発達障がいの子に限らず、抑制気質(不安になりやすい気質)の子は、大勢の子どもがいるところや、大勢の人に見られると極度の緊張や不安で話せなくなってしまいます。

子供が自分自身で緊張と不安を処理できる力がない限り、人前で話すこと・自己紹介をすることは非常に難しいことなんですね。

中にはかんしゃくを起こしたり、パニックになったり、逃げ出したり泣きわめいたりする子もいるでしょう。

人はなぜ不安になるのか?

私たち大人でも、あがり症の人や人前で話すことが苦手な人がいますが、これらの人は予期不安といって、自分の中で「こう思われるかもしれない」「ちゃんと話せるかな?」「笑われないだろうか?」と考えてしまうことが、不安の大きな要因です。

私たちはこれを専門用語で「認知のゆがみ」といったり、「凝り固まった思考」といったりします。

発達障がいの子が不安になる理由とは?

私たちが不安になる理由と発達障がいの子が不安になる理由は、少し違います。前述の通り予期不安もありますが、そのほかに次のような要因が考えられます。
  • 慣れていない環境と子供たち
  • 脳機能(認知)の問題
  • 視覚の問題
  • 聴覚の問題
  • 触覚の問題etc・・・
慣れない環境と子供たち
このブログで何度も書いていますが、そもそも大勢の子どもがいるだけで、不安になってしまうのに園や学校に入学したばかりの初めての環境は、発達障がいの子にとって真っ暗闇に放り投げられたようなことと同じなのです(特に自閉症傾向の子)。

自動的に先の見通しが立てられない発達障がいの子にとって、初めての環境は不安以外のなにものでもないわけなんですね。

脳の特性と感覚過敏の影響

子どもが不安になる要因には、脳の特性や感覚過敏の問題が大きく影響している場合があります。下記のページに詳しく書いてありますので、こちらの記事を読んでどのように子供たちに影響を与えているのか、想像し考えてくださいね。

まとめ

発達障がいの子に限らず、自己紹介を嫌がる子は極度の緊張と不安におそわれている常態です。強い不安は自律神経の交感神経が優位になるため、その場で簡単に副交感神経を優位にさせてリラックスさせることが大切ですが、子供の場合、子ども自身で対処することは難しいといえるでしょう。

ですから、子どもが自己紹介を嫌がったときは、無理にさせずに「緊張しちゃうんだね」とやさしく共感的な言葉をかけてあげましょう。かんしゃくやパニックを起こす子の場合は、すぐに落ち着ける場所へ移動させ、気持ちが落ち着くの待ってから、気持ちの切り替えの手助けをしてあげることが大切です。

発達障がいの子の成長は定型発達の子に比べて、かなりゆっくりです。他の子と同じような課題を与えるのではなく、その子の発達に合わせたハードル設定をすることが支援と子育ての基本です。

子どもの成長をあたたかく見守り、できなくてもいいことを保障してあげることが、子どもの自尊心を高め、不登校などの2次障害を防ぐことにつながりるんですね。

発達障がいの子に無理をさせること、がんばらせること、失敗体験をつくらせることは、子どもにとって大きな大きな負担だということを、私たち大人は心得ておく必要があるのではないでしょうか。

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