子育てと接し方


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なぜ発達障がいの子は片づけができない・整理整頓ができないのでしょうか?

なぜ発達障がいの子は片づけができない・整理整頓ができないのでしょうか?

こんにちは、平良です。

一時期、テレビ番組や本などで、「片付けれらない人」「ゴミだらけの部屋に住んでいる人」が取り上げられ話題になったことがありました。

自閉症スペクトラムの子ども、特にADHDの特性を持っている子どもや大人は、片付けや整理整頓をすることが苦手です。

机の中は、ただ入れただけのゴチャゴチャな状態。

机の上は、いろんなものが出されたまま。

遊んだおもちゃは片付けない。

なので、どこにしまったか忘れ、いつも探し物をしてばかり。

なぜ、発達障がいの子は片付けや整理整頓ができないのでしょうか?

片付けや整理整頓ができない理由。

  • 興味の移り変わりが激しい。
  • 記憶の問題。
  • 実行機能の問題。

以上の3つが、主な要因です。1つひとつ説明していきますね。

Check興味の移り変わりが激しい
発達障がいの子の中には、興味の移り変わりが激しい子がいます(これを「転導性」といいます)。転導性の高い子は、次から次へと興味が移っていくため、例えば、おもちゃで遊び終えた後は、片付けることに意識を向けることができず、そのまま他のことをやり出すのです。

また授業が終わった後や、お家で宿題をした後、ご飯を食べた後、おやつを食べた後も、同じように次々に興味が移ると、片付けるということに意識が向かないので、結局片付けることができないんですね。

転導性の高い子の場合、すぐに興味が次々と移っていきますので、授業が終わったら、遊びが終わったら、ご飯を食べたら、すぐに片付けさせましょう。

Check記憶力の問題
発達障がいの子、特にADHAの子は、記憶力が弱いです。短期記憶(ワーキングメモリともいわれています。)の力が弱いため、今言われたことでも、他のことに興味が移ったとたん、すぐに忘れてしまうのです。

通常の短期記憶は、指示されたことや、出来事を、しばらくの時間脳の中に留めておくことができます。しかし、特にADHDの子どもに多くみられるような物忘れは、脳の機能の問題から短期的な記憶を脳に保存しておくことができないんですね。

ですから、その時は後で片付けよう、後で整理整頓しようと思っても、覚えておくことができないため片付けること自体忘れてしまいますし、どこに片付けたらいいかも忘れてしまうので、片付けようにも片付けができないのです。

記憶力が弱い子の場合、例えば本があったところ、おもちゃがあったところすらわかりません。本でもノートでもおもちゃでも、すべてどこにしまったらいいのか、自分で整理整頓できるように、もとに戻す場所や置く場所に目印をつけて視覚化してあげましょう。※机の中は仕切りを作って入れる場所をわけてあげましょう。

Check実行機能の問題
実行機能とは、自分の考えを順序立てて整理し、それを順番に並べて実行することです。例えば、授業が終わった後、本やノートを机の中に片付けるときは、まず机の中を見て、次にどこに入れるか考えて、スペースがなければスペースをつくって、本やノートを入れる。という一連の動作があります。

実行機能が弱い発達障がいの子は、このような一連の動作を自分で考えて行うことができないんですね。

実行機能が弱い子の場合、どうやって片付けたらいいかわかりません。記憶力が弱い子と同じように、片付ける場所に目印をして、取り出した場所・あった場所がわかるようにしてあげることと、片付ける手順を絵や文字にして掲示しておくといいでしょう。

まとめ

発達障がいの子どもが、片付けや整理整頓ができないのは、転導性、記憶力の問題、実行機能の問題が主な要因です。

個人差にもよりますが、小学校低学年くらいまでは、親や支援者が一緒に片付けてあげながら、同時に目印や片付ける手順を絵や文字で示していき、徐々に自分1人でできるようにしていく工夫が大切です。

また、片付けられない・整理整頓ができないからといって、叱ってはいけません。

子ども自身で片付けや整理整頓ができるように、お膳立てをしてあげて、できた時は褒めてあげることを基本に支援してあげましょう。

子どもの時から、片付けや整理整頓の習慣を身につけておくことで、大人になっても困りません(中にはできない人もいます)。

家や学校で、子どもの特性に合った支援をしながら、片付けや整理整頓をすることの大切さを学ぶことが必要ですね。

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