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発達障がい子育て支援ブログ-オアシスの木

特徴と理解

なぜ自閉症の子どもは、手を広げてくるくる回ったり、同じ行動を繰り返すのか?

なぜ自閉症の子どもは、手を広げてくるくる回ったり、同じ行動を繰り返すのか?

こんにちは、平良です。

突然ですがあなたは、発達障がいの子、特に自閉症の子どもが同じ行動を繰り返し行う「自己刺激行動」という言葉を聴いたことがありますか?

自己刺激行動の例

自己刺激行動は、主に保育園や幼稚園、小学校など、大勢の子どもが(大人も含む)集まる場所でみられる、次のような行動です。

  • 手を広げてくるくる回る。
  • 手で砂をとり砂が落ちるのをジッと見ている。
  • ボーっと空を眺めている。
  • 目の前で手を動かしてそれを見ている。
  • 地面に映っている影をジッと見ている。
  • 本を意味もなくパラパラとめくっている。
  • 石をひろってひたすら並べ続ける。
  • 水道の水を出しっぱなしにして水をさわって眺めている。
  • その場でピョンピョン飛び跳ねる。
  • 手をパチパチと叩き続ける。
  • 廊下や教室で寝ころがる。
  • 意味もなくそばにいる子にちょっかいを出す。
  • おならをする。
これらの行動は、発達障がいの子、特に自閉症傾向の子に多く見られます。

自己刺激行動と子どもの心理

発達障がいの子どもが、1人である特定の行動を繰り返し行うことを、自己刺激行動といいますが、自己刺激行動は、発達障がいの子どもが、慣れない場所や大勢の人、大勢の子どもがいるところなどで、また先の見通しが立てられない時などに、極度の不安に陥り、その不安から逃れるために1つのことにこだわって、自分で刺激をつくりだすことで、気持ちを落ち着けようとしている自分を守るための行動です。

自己刺激行動への対応

自己刺激をしている子どもを見たら、子どもはとても不安なのだと認識し、絶対に叱ったり注意することはしないでください。また強制的にやめさせたりせずに、周囲の大人が子どもの好きなこと・興味のあることに誘って、子どもを不安から解放してあげましょう。

最後に

今日書いたこと以外にも、子どもの自己刺激行動はたくさんあります。子どもが1つのことを意味もなく繰り返し行っているときは、とても不安なのだと理解し、できるだけ早く、子どもが落ち着ける場所へ誘ってあげたり、子どもの好きなこと・興味のあることへうまく意識を切り替えられるような、周囲の大人の配慮が必要です。

自己刺激行動をしている子どもを見たときは、園や学校の支援がうまく行っていないという1つのメッセージでもありますし、自閉症スペクトラムの子のSOSでもあります。

子どもの自己刺激行動に気づいたら、前述したその場での対応を基本に、すぐに支援の方法を変えたり、新たな支援方法を取り入れたり、その子に合った支援の工夫が必要です。

自己刺激行動を放置することは、ネグレクトと同じであると認識して、周囲の大人が困っている子どもを助けてあげること。それが一番大切なことです。

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