
こんにちは、平良です。
前回の記事で、子どもを不安にさせないコミュニケーション、子どもが自信を持てるようになるコミュニケーションについて書きました。
前回の記事はこちら
ご存知の方もいると思いますが、1980年代に入り、ドナ・ウィリアムさんやテンプル・グランディンさんを始め、多くの当事者の方が自叙伝を出版しましたね。
日本でも、多くの当事者のみなさんが自らの体験を本にしたり、語ってくれたおかげで、これまでわからなかった発達障がいの人たちの、内面世界が知られるようになってきました。
今日では、日本でも多くの当事者のみなさんが本を出版さていますね。
当事者のみなさんから聞かれる言葉の中には、「不安」という意味の言葉が多く綴られています。
彼らは、混沌とした世の中に意味を見出し、不安を軽減するために”こだわり”を強くもつことがあります。
”こだわり”は、学校へ行く道順、朝起きて顔を洗って、ごはんを食べて、歯を磨いてという日常生活の中のちょっとしたことへのこだわったり。
食べ物や食べる順番、アニメや電車や工作などにこだわったり、一人ひとり様々なものにこだわりを持っています。
彼らは”こだわり”があることで不安を和らげることができ、もし彼らから”こだわり”を取り上げたら、不安で不安でたまらなくなってしまうんですね。
日々不安を抱えながら過ごしている発達障がいの子どもたちに対して、私たちが簡単にしてあげられることの第一歩が前回の記事で書いたコミュニケーションの基本です。
発達障がいの子どもの好きなこと、興味のあることなど、子ども独自の世界に大人が入って話を聞いてあげたり、遊んだりすることで、子どもは不安から解放され、自己肯定感(自分への信頼)が持てるようになるのです。
もし、大人と子どものコミュニケーションがうまくいかなったらどうなるか?というと、
登園拒否や不登校、行動障害、うつや不安障害などの精神疾患というような2次障害につながりやすい“心の状態”を、つくり出してしまうことになります。
もちろん、2次障害になる要因はコミュニケーションだけではなくほかにもたくさんの要因があります。
しかし、子どもに合わせたコミュニケーションを日々実践すること。
家庭や学校に自分を理解してくれる、自分の世界に入ってきてくれる人がいることで、子どもたちは自分らしく過ごすことができ、安心と自分に対する自信・信頼を持つことができるようになります。
自分に自信が持て安心できると、心が太くなるので2次障害が起きにくくなります。
たとえ2次障害になりそう、2次障害になってしまったとしても、信頼関係がしっかりとできている大人が介入・支援をすることで、早期に回復する可能性が高くなるのです。
私たち大人でも、信頼している人からの助言やアドバイスは、すーっと頭と心に入ってきますよね。
発達障がいの子どもたちは、日々ストレスを抱え不安を抱えている状態なので、子どもに合わせたコミュニケーションを大人が配慮してくれるだけで、子どもたちはストレスや不安を乗り越えられる”強い心” ”折れない心”の基礎ができあがるわけです。
人が抱える悩みの中で一番多いのが、人間関係です。
私たち大人ですら、人間関係がうまくいかないことで悩み、うつや不安障害になってしまうことがあります。
そう考えると、コミュニケーションが苦手でストレスと不安を常に抱えた発達障がいの子どもたちにとって、私たち大人の理解あるコミュニケーションがどれほど大切なものかわかっていただけるのではないでしょうか。
人間にって最も大切なことは、コミュニケーションを大事にすることなのかもしれませんね。