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発達障がい子育て支援ブログ-オアシスの木

保育園・幼稚園・小学校での支援と方法

発達障がいの子どもに対して厳しく叱って指導することは、まったく意味のないこと。

発達障がいの子どもに対して厳しく叱って指導することは、まったく意味のないこと。

大人は子どもの性格を、「褒められて伸びるタイプ」とか、「厳しくした方が伸びるタイプ」とか、大人が勝手に分けてみることがありますが、

発達障がいの子どもを、このようなタイプわけで見る方法は、ぴったりと当てはまらないことが多いものです。

発達障がいの子どもは自尊心が高まりにくい

発達障がいの子どもたちの中には、まわりの子どもがあまり無理せずにできることも、がんばって努力してもできなかったり、できたとしても、ものすごい労力を使って疲れだけが残ってしまい、満足感も達成感も、喜びも味わうことができない子どもがたくさんいます。

例えば、足が不自由な人に無理やり走らせても、痛みや辛さ、疲れだけが残ってしまい、満足感も達成感も、喜びも感じることが難しいのと同じです。

※ただし、自ら走りたいと思ってリハビリをしているなどは別です。

ですから、はっきり言えることは、小学生までは(子どもの発達段階にもよりますが)、徹底して、「厳しく指導する・厳しくしつける・がんばらせる」という方法は、どの子どもに対しても、絶対にしてはいけないんですね。

努力をしても辛い体験として記憶される

発達障がいという言葉が知られるようになった今日でも、子どもが嫌がることやできないことに対して、本人の努力不足とか、がんばればできると思って、子どもに無理をさせたり、厳しい指導やしつけをする大人がいます。

確かにできる場合もありますが、無理に努力をさせても、達成感も満足感も喜びも感じません。

それどころか、負の体験(トラウマ)として、ずっと忘れることができない記憶となり、フラッシュバックや、タイムスリップの原因となってしまうことすらあります。

発達障がいの子ども、特に自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー症候群といわれれる自閉症スペクトラムの子どもは、嫌な記憶を忘れることができないのです。

私たちは通常、一度記憶したことはどんどん忘れていくように脳が出来ています。

しかし、発達障がいの子どもたちの中には、映像や図、写真のように、はっきり記憶をすることができる脳を持っていて、見たもの、体験したことをしっかりと記憶できる子どもがいるのです。

こういう脳の特性をもった子どもたちは、嫌な体験を鮮明に記憶してしまい、忘れることができない記憶として、頭の中に定着し続けることもあるんですね。

厳しい指導・しつけと努力は意味がありません。

発達に凸凹がある子どもたちは、得意なことと不得意なことがはっきりしています。

不得意なことを厳しく指導して、厳しくしつけて、努力させることは、子どもの成長を阻害するだけでまったく意味はありませんし、このような体験は、負の体験として忘れることが出来ず、いつまでも子どもたちを苦しめてしまうことすらあるのです。

最後に

子どもがまだ小学生の段階では、「厳しい指導・厳しいしつけ・努力させること」は、絶対にやめた方がいいでしょう。

人の人格は、10歳くらいまでにほぼ出来上がるといわれています。

このような小学生という人の成長段階で大切な時期に、厳しい指導・しつけ・無理な努力をさせると、自尊心がもてなくなることはもちろん、人格すらゆがんでしまう可能性があるのです。

私は、人格がゆがんでしまった大人の方々をたくさん見てきましたので、自信をもって「やめた方がいい」といえるんですね。

発達障がいの子どもたちは、みんながんばって生きていること、この世の中で生きて行くというだけで、すでに努力を強いられていることを、私たちが理解してあげなければいけませんね。

⇒ 叱らずにほめて、自尊心の高い子に育てる方法はこちらのページです。

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