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発達障がい子育て支援ブログ-オアシスの木

子どものかんしゃくとパニックについて

幼稚園や小学校から帰ってくるとかんしゃくを起こしやすくなる子どもについて知っておきたいこと。

幼稚園や小学校から帰ってくるとかんしゃくを起こしやすくなる子どもについて知っておきたいこと。

発達障がいの子どもの中には、幼稚園や小学校から帰宅するときや帰宅してから、頻繁にかんしゃくやパニックを起こす子がいます。

帰宅途中や帰宅後のかんしゃくは、幼稚園や小学校で我慢をしたことが一番の原因です。

なぜ我慢をするとかんしゃくやパニックを起こすのか?

前回の記事でかんしゃくは思考の柔軟性の問題だということを書きました。
思考の柔軟性の問題は脳の特性によることが大きいのですが、

その脳の特性と環境との相互作用によって引き起こされる過度のストレスを、「がまん(抑圧)」することで、さらにかんしゃくを起こしやすくなるのです。

脳の特性⇒思考の柔軟性の問題⇒ストレス⇒我慢⇒かんしゃくという流れになるわけですね。

我慢(抑圧)とは?

我慢のことを心理学では“抑圧”といいます。

人が自分で処理できそうにない出来事やストレスを回避するために、自分を守ろうとして、抑圧という心理的な作用を無意識的にするんですね。

ですから、我慢(抑圧)をしている時点で、私たち大人が想像できないほど、子ども自身が葛藤しながら、外からのストレスに耐えるため、なんとか乗り越えるために戦っているわけなのです。

なぜ我慢をさせてはいけないのか?

我慢自体は悪いものではありません。

人は適度の我慢(ストレス)を乗り越えていくことで、心や身体が強くなり、様々な学習をして成長していくことができるからです。

しかし、発達障がいの子どもたちは、私たちが一般的に考える我慢に比べ、数倍も、数十倍も、数百倍も我慢の度合いが違うのです。


また、我慢することで抑圧された感情は、心の奥に閉じ込められます。

子どもの心の奥に閉じ込められた負の感情が、幼稚園や小学校から帰宅したあとに爆発して、かんしゃくやパニックを起こさせるわけです。

抑圧は二次障害を生じさせる最大の原因です。

抑圧は、子どもの健全な心の育みを阻害し、うつや不安障害、登園拒否、登校拒否、行動障害、場面緘目(※場面緘目については、こちらのホームページをご覧下さい)などの二次障害を引き起こす最大の要因となります。


子どもに我慢をさせないためには?

子どもが乗り越えられる我慢は、子どもの心や身体を強くすることができます。

しかし子どもが苦痛に感じる我慢は抑圧として、負の遺産をつくってしまう可能性が高くなるため、
親や支援者がしっかりと子どもの特性を把握することが必要です。

何に我慢をしているのか、その我慢は子どもが無理をせずに、少しの努力で乗り越えられるものなのかを、判断しなければなりません。

また、幼稚園や小学校で、子どもの特性に合わせた安心できる人・安心できる環境・安心できる課題(あそび・学習)を子どもに提示してあげることで、適度な我慢・子どもが無理をせずに乗り越えられる我慢に軽減することができます。

最後に

幼稚園や小学校から帰宅後、頻繁にかんしゃくやパニックを起こす子どもは過度の我慢・抑圧が原因です。

我慢は、子どもの心に抑圧という心理的な作用を引き起こし、抑圧によって、二次障害を生じさせます。

親や支援者は、子どもの特性をしっかりと把握し、何に我慢をしているのか、子どもの様子から判断できる“見る力”が必要です。

子どもには多少の我慢は必要などと安易に考えずに、子どもの視点・子どもの立場になって、子育てや支援を考えて行くことが大切ではないでしょうか。

⇒ かんしゃくの理解と対応はこちらのページをご覧ください。

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