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発達障がい子育て支援ブログ-オアシスの木

子育てと接し方

発達障がいの子どもは「早くして」と急かされることを嫌がる。

発達障がいの子どもは「早くして」と急かされることを嫌がる。

発達障がいの子の中には、「早く、早くして!」と急かされることを嫌がる子どもがいます。中には、急かされたことの意味がわからずに、かんしゃくを起こす子どもがいますね。

なぜ急かされることを嫌がるのか?

それは、自分が今どのような状況にいるか総合的に見て判断をし大人の意図を読み取って、今何をする必要があるのかを、順序だててプランを立て行動することができないからです。


急かされることを嫌がる脳の特性とは?

  • 想像力の問題(周りの状況を的確に判断する力)
  • 自分で先の見通しを立てられない
  • やることを順序だててプランを立てることができない
  • 頭の中には1つのことした浮かばない
他にもありますが、主にこのような脳の特性が要因となって早くすること・急ぐことができないのですね。

どう対応したらいいい?

特に朝の身支度など、幼稚園や小学校へ行くために早く準備をさせたくて、どうしても子どもを急かせてしまうお父さんやお母さんもいらっしゃいますよね。

朝の忙しい時間に子どもがマイペースだと、イラっとしてしまう親の気持ちもわかります。でも、子どもは急かされることの意味がわかりませんし、急いでできる子でも急かされることは嫌なのです。

ですから、親や保育者などが急かさない、子供が急がなくてもいい状況をつくってあげることが大切なんですね。

具体的な対応方法。

対応1早め早めの準備
準備に時間がかかる子どもは、早めに切り替えの時間をつくってあげましょう。例えば、朝7時に起きているのに準備に時間がかかって遅刻をするなら、6時半に起きるとかですね。

対応2スケジュールを視覚化する
言葉で指示を出すときは、何をいつまでにどのようにして欲しいか子どもがわかるように具体的に伝えることが大切です。また、特に自閉症傾向の子どもは言葉よりも、絵や文字などで視覚化してもらった方がわかりやすいので、

今日やることや、朝起きてから登園・登校までにやることなど、一連のスケジュールを視覚化して子供の苦手な部分を助けてあげましょう。

対応3事前告知
絵や文字でやることを視覚化しても、常に動き回る多動性の子どもや、すぐに忘れてしまう子(ワーキングメモリーが弱い)、興味が次々と移り変わる子(転導性が高い)などは、なかなか思うように動いてくれないことがあります。
また、何かに意識が向いてしまうと切り替えができない子もいるので、そういった子どもたちには、時間的な余裕をもって次にして欲しいことを事前に告知してあげたり、一緒に準備するといいでしょう。

対応4それでも早くして欲しいとき
早めの準備・視覚化・事前告知をしても、それでも急な予定変更やその時の状況にっては、「早くして!」と言いたくなるときがあります。
そんなときは、「早く、早くして!」など子どもが否定的にとらえてしまう言葉ではなく、「新幹線でおねがいします(^^)」「太朗君、ジェット機になって!」などユーモアを交えて肯定的に伝えると子どもはかんしゃくを起こさなくなりますし、何より楽しく準備ができます。

私が子どもたちに指示を出すときは、徹底的にユーモアを交えて伝えることを意識しています。

ユーモアを交えた指示は、子どもに失敗体験をさせませんし、自尊心を傷つけずにすみます。また、大人も楽しく子どもとかかわることができるので、ユーモアを交えた言葉の使い方をぜひ覚えて欲しいですね。

対応4ほめることを忘れずに!
準備ができたときは、それが遅かった時でも、早くできたときでも、必ずほめてあげましょう。スムーズにできたときのほめる言葉はかけやすいと思いますが、時間がかかってできたときに褒める言葉は難しいですよね。

そんなときは、「太朗が準備してくれたからお母さん助かったな~うれしいな~」「昨日より5分早く準備できたよ!先生うれしいな~ありがとう」などと準備できたことに感謝する気持ちを伝えると、子どもは肯定的に捉えうれしく思います。

まとめ

発達障がいの子どもは、「早く、早くして、急いで!」など、急かされることを嫌がります。

発達障がいの子どもは、自分が今どのような状況にいるか総合的に見て判断をし、大人の意図を読み取って、今何をする必要があるのかを、順序だててプランを立て行動することができないからなんですね。

早くすることができない子どもたちが「失敗体験、自分はダメな子、できない子なんだ」と思ってしまわないためにも、絶対に叱責することは避けて欲しいと思います。

私たち大人が子どもの特性をしっかりと理解し、共感的にユーモアをもって接することで、子どもは自分から早くできるようになって行くんですね。

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